みずむしの正体

 

いわゆる「みずむし」は、医学用語で足白癬と呼ばれます。足の”みずむし”の3分の2は、人の皮膚の角質を栄養として生きるカビ(真菌)の感染症です。これは白癬菌と呼ばれる菌が原因です。これから白癬菌の活動が活発になる季節ですので今日は「みずむし」の話をしたいと思います。

 

白癬菌は足のほかにも、体、頭などさまざまな部位の皮膚に感染します。手足の爪にも入り込んで感染することがあり、この場合は爪水虫(爪白癬)と呼ばれます。頭部は頭部白癬(しらくも)、体に生じた場合は体部白癬(たむし)、手のひら・指の間は手白癬、デリケートゾーンは股部白癬(いんきんたむし)と言います。白癬菌は特に夏場に元気になります。最近は、暖房やブーツの流行により冬場でも白癬菌は活発になっています。女性の患者さんも増えています。

 

※足白癬の症状(半数の患者さんはかゆみがありません)

・足の指の間の皮がふやけたり、皮がむける。(趾間型足白癬)

・足の裏に小さな水疱(水ぶくれ)ができる(小水疱型足白癬)

・足の裏全体が硬くなってひび割れを起こす。(角化型足白癬)

 

家族に足白癬の方がいる場合は、スリッパやタオル、浴室のマットに白癬菌が付着している可能性があります。患者さん一人を治療しても、繰り返し足白癬にかかる心配がありますので、同居の家族も皮膚科を受診し治療を受けることが重要です。

 

🌟足白癬(みずむし)になりやすい行動

・プール、風呂場の脱衣所を裸足で歩く

・長時間、靴を履いたままでいる

 

🌟足白癬(みずむし)にかかりやすい条件の人

・足の指が太く、足指同士が接触しやすい人

・汗をかきやすく、靴の中の湿度が高い人

・糖尿病、動脈硬化など免疫の弱っている人

 

※足白癬の治療

・菌の増殖を抑える塗り薬(外用剤抗真菌薬)で治療します。

・頭部、爪、皮膚の深いところに菌が入ってしまった場合は、塗り薬だけでは治療が難しいので飲み薬(内服薬)で治療します。

 

 

🌟足白癬にを予防するために、日常生活で気をつけること

・足は石鹸でよく洗う(でも優しく、ゴシゴシしない!)

・足はいつも乾燥させておく

・靴をこまめに干す

・靴下は綿性(薄く通気性が良いもの)が良い

 

みずむし(足白癬)はしつこく治りにくい病気です。しかし最近では1日1回で効く優れた薬もあり、根気よく治療すれば、治せるようになりました。みずむしを治すのはやる気次第です!

当院ではしっかりと根治までサポートさせて頂きますので、お気軽にご相談ください。

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2021年04月14日