にきび(尋常性ざ瘡)のお話

 

にきび(尋常性ざ瘡)のお話

 

にきびができる原因は、性ホルモン、皮脂分泌の増加、毛穴のつまり、アクネ菌の増殖が関係していますニキビは、性ホルモンの影響で皮脂腺が発達し、皮脂が多すぎたり、毛穴の出口がつまったりすることで、毛穴の外に皮脂が出られずにたまってしまうことから始まります。この状態を「コメド(面ぽう)」(白ニキビや黒ニキビ)と呼びますコメド(面ぽう)の内側は、アクネ菌にとって発育に適した環境になっているので、コメド(面ぽう)の中で菌はどんどん増えていきます。増えすぎた菌に対抗するために免疫が働いて炎症を起こすから、ニキビは赤く腫れあがっていくのです。

 

1皮脂分泌の増加・・思春期など性ホルモンのバランスが崩れ過剰に皮脂が分泌します。

 

2毛穴の詰まり・・ターンオーバー機能の乱れから毛穴の出口をふさぐようになります。

 

3アクネ菌の増加・・アクネ菌は皮脂を餌にして増殖しニキビが炎症します。赤ニキビの原因となります。

 

 

 

ニキビの始まりは、小さな毛穴での皮脂のつまり。それが進んで赤ニキビになってしまったときには、すでに毛穴の奥では炎症を引き起こす物質が活発につくられています。

さらに悪化して化膿(かのう)すると、毛穴の奥にある毛包(もうほう)の壁が壊され、炎症を起こすさまざまな物質が周囲に流れ出ます。すなわち、コメド(面ぽう)を放置しておくと化膿したニキビがどんどん増えていきます。

 

ニキビ治療

🌟局所療法・・外用薬(抗菌薬・アダパレン・過酸化ベンゾイル)

施術(面ぽう圧出法、ケミカルピーリング)

🌟全身療法・・内服薬(テトラサイクリン系抗菌薬、マクロライド系抗菌薬)

 

🌟スキンケア指導・・スキンケアのアドバイス、生活指導など

 

元に戻すのが難しいニキビ痕(あと)

ニキビの炎症がひどくなったり、むりやり自分でつぶしたりすると、毛穴のまわりの組織も壊されてしまい、元に戻らずにニキビ痕(あと)として残ることがあります。クレーターのように凹んだもの、皮膚の表面が盛り上がった凸状のものなど、できた部位や状態の違いでニキビ痕もいろいろありますが、どのニキビ痕にもいえることは、肌を元に戻すのは至難のワザということです。ニキビ痕の治療は特別な治療となるため、時間もお金もかかってしまいますし、100%満足できる結果は期待できません。

 

 

ニキビをひと言で簡単に片づけないで、皮膚科に相談してください。

 

 

詳しく知りたい方は下記のサイトまでどうぞ

https://www.maruho.co.jp/

 

2021年10月23日