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皮膚炎をおこす植物①

桜の花も散り、新緑の季節となりました。これから登山など行かれるかたも多いのではないでしょうか? 登山や野山に行かれる方は植物にかぶれることがありますので今日は植物かぶれについてお話したいと思います。

 

 

かぶれは接触皮膚炎といって、触れた物の刺激からおこる皮膚の炎症です。ウルシなどにかぶれると、皮膚に赤い斑点ができ強いかゆみを感じます。

一口にかぶれ(接触皮膚炎)といってもいろいろな種類があります。

 

 

1)刺激性接触皮膚炎

洗剤の原液のような強い刺激の成分に触れておきる皮膚炎や、水仕事での主婦湿疹のように一度の接触では何ともないが弱い刺激を反復することで炎症をおこしてできる皮膚炎があります。

2)アレルギー性接触皮膚炎

その物質に対してアレルギーのある人だけが過敏反応をおこして皮膚炎を作ります。植物かぶれの多くはアレルギー性接触皮膚炎ですから、同じ植物に誰が触っても異常をおこすということではありません

 

【野外編】

植物かぶれの代名詞のようなウルシですが、実際には野生のものはそう多くはありません。野外で一番注意しないといけないのは、毒性の強いツタウルシです。イチョウでは種子(ぎんなん)の周りの悪臭のある部分でかぶれをおこします。イラクサ・センニンソウではアレルギー性ではなく、刺毛や液汁に刺激物質を含んでいます。

 

ウルシ(ウルシ科)

乳液を塗料とするため栽培される。かぶれ植物の代表↓

 

 

ツタウルシ(ウルシ科)

つる性で秋に紅葉する。野外に多く、毒性が強いので注意↓

 

イチョウ(イチョウ科)

種子(ぎんなん)の周りの悪臭のある部分でかぶれる。↓

 

イラクサ(イラクサ科)

植物体の表面に毒の入った毛があり、触るとかぶれる。↓

 

センニンソウ(キンポウゲ科)

山野に多いつる性の草。液汁が皮ふにつくと水疱ができる。↓

 

ウマノアシガタ(キンポウゲ科)

道端に見られる。作用はセンニンソウと同じ↓

 

コロナの第四波で自粛要請が出てますが、外出の際にはお気をつけてください。

 

 

 

 

2021年04月28日
ステロイド外用薬のウソとホント③

今回は、引き続きステロイド外用薬のウソとホント③のクイズを出したいと思います。

 

ステロイド外用薬を中止するとリバウンドが起こる?

 

答え・・・ウソ

クイズに答えている男性のイラスト「マル・バツ」 | かわいいフリー素材集 いらすとや

 

使用法が適切でないと、症状が悪くなることもありますが、それを”リバウンド”とは言いません。

慢性の病気では、症状が落ち着いているようにみえても、病気としては続いているわけです。したがって、自分勝手に判断して、ステロイド外用薬をはじめとした治療を中止すると、病気は再び勢いを増して、ときにはひどい症状になってしまいます。これをステロイド外用薬のリバウンドと呼んでいることもありますが、これは間違いで、中止の仕方が適切でないために、単に元々の病気が悪化したものです。

一般にリバウンドとは、薬による治療を続けているときに、突然中止することによって、もともとの病気の症状以外に、別の強い症状が現れることをいい、ただ単に病気が悪化することをいうのではありません。

ステロイド外用薬で言われているリバウンドのほとんどは、元々の病気の症状が強くなったものと考えられます。症状を悪化させないためには、自分の勝手な判断でお薬を中止することなく、医師の指示どおり、上手に減らしていくことが大切です。

2021年04月21日
ステロイド外用薬のウソとホント②

前々回お話したステロイド外用薬のウソと本当の2回目をクイズ形式で

解説していきたいと思います。

 

クイズ② ステロイド外用薬を使用すると、ニキビ、おできなどができやすなる?

 

 

 

答え・・・・◯ホント

クイズに答えている男性のイラスト「マル・バツ」 | かわいいフリー素材集 いらすとや

 

 

解説 お薬を塗った部分の免疫力が低下するため、ニキビ、おできなどができることもあります。ステロイド外用薬を使用した場合、全身性の副作用は少ないですが、お薬を塗った部分の皮膚の免疫力が低下します。そうすると、その部分に細菌、カビがついてニキビやおできができやすくなります。このような状態になると、いままではとは違った症状が現れてくるので、「症状が変わったな」と感じたら、すぐに皮膚科に相談してください。早めにお薬を中止し適切な治療を行うことで、短期間のうちに治すことができます。

 

〜あなたの心配どんなこと〜

ステロイド外用薬を使うと白内障になるのですか?

ステロイド外用薬が使用されるようになった1950年代以前から、アトピー性皮膚炎で白内障を生じる患者さんがいることが知られていました。ステロイド外用薬が広く使用されるようになってからも、その発生率は変わっていません。今日では、アトピー性皮膚炎で白内障が生じるのは、かゆみのために目の周りをこすったり、たたくなど、主に外傷性の原因によるものと考えられています。ステロイド外用薬が目の中に入らないように上手に使って、目の周りの症状を良い状態に保ち、刺激しないことが大切です。

 

 

2021年04月16日
みずむしの正体

 

いわゆる「みずむし」は、医学用語で足白癬と呼ばれます。足の”みずむし”の3分の2は、人の皮膚の角質を栄養として生きるカビ(真菌)の感染症です。これは白癬菌と呼ばれる菌が原因です。これから白癬菌の活動が活発になる季節ですので今日は「みずむし」の話をしたいと思います。

 

白癬菌は足のほかにも、体、頭などさまざまな部位の皮膚に感染します。手足の爪にも入り込んで感染することがあり、この場合は爪水虫(爪白癬)と呼ばれます。頭部は頭部白癬(しらくも)、体に生じた場合は体部白癬(たむし)、手のひら・指の間は手白癬、デリケートゾーンは股部白癬(いんきんたむし)と言います。白癬菌は特に夏場に元気になります。最近は、暖房やブーツの流行により冬場でも白癬菌は活発になっています。女性の患者さんも増えています。

 

※足白癬の症状(半数の患者さんはかゆみがありません)

・足の指の間の皮がふやけたり、皮がむける。(趾間型足白癬)

・足の裏に小さな水疱(水ぶくれ)ができる(小水疱型足白癬)

・足の裏全体が硬くなってひび割れを起こす。(角化型足白癬)

 

家族に足白癬の方がいる場合は、スリッパやタオル、浴室のマットに白癬菌が付着している可能性があります。患者さん一人を治療しても、繰り返し足白癬にかかる心配がありますので、同居の家族も皮膚科を受診し治療を受けることが重要です。

 

🌟足白癬(みずむし)になりやすい行動

・プール、風呂場の脱衣所を裸足で歩く

・長時間、靴を履いたままでいる

 

🌟足白癬(みずむし)にかかりやすい条件の人

・足の指が太く、足指同士が接触しやすい人

・汗をかきやすく、靴の中の湿度が高い人

・糖尿病、動脈硬化など免疫の弱っている人

 

※足白癬の治療

・菌の増殖を抑える塗り薬(外用剤抗真菌薬)で治療します。

・頭部、爪、皮膚の深いところに菌が入ってしまった場合は、塗り薬だけでは治療が難しいので飲み薬(内服薬)で治療します。

 

 

🌟足白癬にを予防するために、日常生活で気をつけること

・足は石鹸でよく洗う(でも優しく、ゴシゴシしない!)

・足はいつも乾燥させておく

・靴をこまめに干す

・靴下は綿性(薄く通気性が良いもの)が良い

 

みずむし(足白癬)はしつこく治りにくい病気です。しかし最近では1日1回で効く優れた薬もあり、根気よく治療すれば、治せるようになりました。みずむしを治すのはやる気次第です!

当院ではしっかりと根治までサポートさせて頂きますので、お気軽にご相談ください。