前々回お話したステロイド外用薬のウソと本当の2回目をクイズ形式で
解説していきたいと思います。
クイズ② ステロイド外用薬を使用すると、ニキビ、おできなどができやすなる?
答え・・・・◯ホント
解説 お薬を塗った部分の免疫力が低下するため、ニキビ、おできなどができることもあります。ステロイド外用薬を使用した場合、全身性の副作用は少ないですが、お薬を塗った部分の皮膚の免疫力が低下します。そうすると、その部分に細菌、カビがついてニキビやおできができやすくなります。このような状態になると、いままではとは違った症状が現れてくるので、「症状が変わったな」と感じたら、すぐに皮膚科に相談してください。早めにお薬を中止し適切な治療を行うことで、短期間のうちに治すことができます。
〜あなたの心配どんなこと〜
ステロイド外用薬を使うと白内障になるのですか?
ステロイド外用薬が使用されるようになった1950年代以前から、アトピー性皮膚炎で白内障を生じる患者さんがいることが知られていました。ステロイド外用薬が広く使用されるようになってからも、その発生率は変わっていません。今日では、アトピー性皮膚炎で白内障が生じるのは、かゆみのために目の周りをこすったり、たたくなど、主に外傷性の原因によるものと考えられています。ステロイド外用薬が目の中に入らないように上手に使って、目の周りの症状を良い状態に保ち、刺激しないことが大切です。
いわゆる「みずむし」は、医学用語で足白癬と呼ばれます。足の”みずむし”の3分の2は、人の皮膚の角質を栄養として生きるカビ(真菌)の感染症です。これは白癬菌と呼ばれる菌が原因です。これから白癬菌の活動が活発になる季節ですので今日は「みずむし」の話をしたいと思います。
白癬菌は足のほかにも、体、頭などさまざまな部位の皮膚に感染します。手足の爪にも入り込んで感染することがあり、この場合は爪水虫(爪白癬)と呼ばれます。頭部は頭部白癬(しらくも)、体に生じた場合は体部白癬(たむし)、手のひら・指の間は手白癬、デリケートゾーンは股部白癬(いんきんたむし)と言います。白癬菌は特に夏場に元気になります。最近は、暖房やブーツの流行により冬場でも白癬菌は活発になっています。女性の患者さんも増えています。
※足白癬の症状(半数の患者さんはかゆみがありません)
・足の指の間の皮がふやけたり、皮がむける。(趾間型足白癬)
・足の裏に小さな水疱(水ぶくれ)ができる(小水疱型足白癬)
・足の裏全体が硬くなってひび割れを起こす。(角化型足白癬)
家族に足白癬の方がいる場合は、スリッパやタオル、浴室のマットに白癬菌が付着している可能性があります。患者さん一人を治療しても、繰り返し足白癬にかかる心配がありますので、同居の家族も皮膚科を受診し治療を受けることが重要です。
🌟足白癬(みずむし)になりやすい行動
・プール、風呂場の脱衣所を裸足で歩く
・長時間、靴を履いたままでいる
🌟足白癬(みずむし)にかかりやすい条件の人
・足の指が太く、足指同士が接触しやすい人
・汗をかきやすく、靴の中の湿度が高い人
・糖尿病、動脈硬化など免疫の弱っている人
※足白癬の治療
・菌の増殖を抑える塗り薬(外用剤抗真菌薬)で治療します。
・頭部、爪、皮膚の深いところに菌が入ってしまった場合は、塗り薬だけでは治療が難しいので飲み薬(内服薬)で治療します。
🌟足白癬にを予防するために、日常生活で気をつけること
・足は石鹸でよく洗う(でも優しく、ゴシゴシしない!)
・足はいつも乾燥させておく
・靴をこまめに干す
・靴下は綿性(薄く通気性が良いもの)が良い
みずむし(足白癬)はしつこく治りにくい病気です。しかし最近では1日1回で効く優れた薬もあり、根気よく治療すれば、治せるようになりました。みずむしを治すのはやる気次第です!
当院ではしっかりと根治までサポートさせて頂きますので、お気軽にご相談ください。
この数日間診療して、ステロイド外用薬に対してマイナスなイメージを持たれている患者さんがたくさんいらっしゃることを実感しました。
皆さんは、「ステロイド外用薬」についてどのようなイメージをお持ちでしょうか?
ステロイド外用薬は、様々な皮膚の病気に対して効果があり、皮膚科診療において、幅広く使用されているおくすりです。
以前はステロイド外用薬に関する誤った情報が氾濫し、不適切な治療が行われたため重い皮膚炎に苦しんだ患者さんがたくさんいらっしゃいました。今でもなお「ステロイド外用薬は怖い」「副作用が強い」と誤解され、ステロイド外用薬を不安に感じる患者さんがおられます。副作用を心配し、決められた量よりも少量しか使用しない、または短期間ですぐに治療をやめてしまってはステロイド外用薬の十分な効果は得られません。
皆さんにステロイド外用薬に対する正しい知識を知っていただくために数回にわたりステロイド外用薬のウソとホントと題してクイズ形式で
わかりやすく解説していきますね。
クイズ① ステロイド外用薬を一度使用すると、やめられなくなる。
◯か❌か。
解説 ❌ 正しく使用して症状を改善することができればステロイド外用薬はやめることができます。
ステロイド外用薬は皮膚の炎症を抑えるお薬です。患者さんの症状に合わせてステロイド外用薬を使用するかどうかを決めますが病気(接触皮膚炎、虫刺されなど)によっては使用期間は短期間にとどめることができます。逆に長期にわたってステロイド外用薬による治療が必要となる病気(アトピー性皮膚炎、尋常性乾癬など)もあります。しかしこのような場合もステロイド外用薬だけではなく、カルシニューリン阻害薬、J A K阻害薬や保湿薬などの外用療法、紫外線治療などの併用療法を行うことで、ステロイド外用薬の使用量も少量ですむようになります。
また今度、クイズ②を投稿します!!
4/7日(水)9時!いよいよ開業初日を迎えました!
早速、9時前から並んで待たれている患者様もおられたので少し早くオープンすることになりました。
初日ということもあり、カルテの動作やスタッフの動きなど不慣れなことも多かったため、患者様を お待たせしたことが、本当に申し訳ないと反省しております。そのような中でも寛大な心でお待ち頂いた患者様に心から感謝申し上げます。
これからも、やまもと皮ふ科、院長はじめスタッフ一同、地域の皆様のお役に立てるように精一杯精進してまいります!
これからも、どうぞよろしくお願いします。
尚、スマートフォンやPCから受付順番の予約ができます。診察の時間もあらかた予測できますので
是非、ご活用下さい!詳しくはホームページでご確認ください!
見学会開催致しました!
お天気☔️が心配されましたが何とか持ち堪えました(❀´∀`❀)
多くの方にご来場いただき、感謝申し上げます!
明日も10時〜16時まで開催されますので
よろしくお願いします。
今日の研修は、肌画像診断機械の研修です。
当院では、肌画像診断機「VISIA」を採用しております。幅広い皮膚疾患からシミ、毛穴など美容のお悩みまで正確な画像解析を行うことで的確な診断に近づけることができます。
スタッフ同士で撮影しながら、一喜一憂しておりました(^-^”)/
向上意欲が旺盛なスタッフで頼もしい限りです!
肌画像診断にご興味ある方は、お気軽にご相談ください!
スタッフの研修が始まりました!
初日ということもあり、皆、緊張の面持ち
でした。
今日は「じんましん」の勉強会です。
じんましんは、日常診療で多く経験す
る病気です。
じんましんの最新治療について勉強しまし
た。日々、皮膚科の治療は進歩しています。
常に新しい情報を取り入れ患者さんに知って
頂けることが大事です。
当院では、スタッフと共に成長していける
クリニックを目指して頑張ります!
今日は、ホームページ用の院内撮影があり
ました。撮影用にとBRANCHのハローデイの
中にある、お花屋さん「花物語」にて素敵な
お花を分けて頂きました(❀´∀`❀)
福岡でも、ちらほら桜🌸が咲いてきてますね。
春が来るのが待ち遠しく感じるこの頃です。
やまもと皮ふ科院長の山本雄一です。
4月7日より、博多区千代のBRANCH博多
パピヨンガーデンにて皮膚科クリニックを開業
致します。
開院日が待ち遠しく、
早く皆様のお役に立てるように頑張ります。
どうぞよろしくお願いします!