正しい保湿剤の塗り方
  1. 皮膚にとって保湿はとても大切なスキンケアです。

 

保湿剤によるスキンケアは、季節に関係なく、年間を通じて続けることが大切です。

保湿剤を正しく塗って皮膚を守りましょう!

 

保湿剤の役割・・健康な皮膚にはバリア機能があり、水分の蒸発や外からの刺激を防いでいます。しかし皮膚が乾燥した状態(ドライスキン)外からの刺激を受けやすくなります。

保湿剤は、皮膚の水分が逃げないように”ふた”をしたり、皮膚に水分を与えたりする役割を持っています。健康な皮膚を守るために、季節に関係なく、毎日保湿剤を塗ってスキンケアをしましょう!

 

・使用量の目安

軟膏やクリームは、人差し指の先端から一つ目の関節まで伸ばした量です。

 

ローションの場合は、一円玉大の量が約0.5gです。

 

 

フォームの場合は、ピンポン玉一個分です。

この量で手のひらの面積2枚分に塗れます。

 

 

・ティッシュが付く、テカる程度も目安です。

ティッシュが皮膚につく、または皮膚がテカる程度も使用量の目安となります。

基本的な塗り方

・手を清潔にして、保湿剤をとります。

・手のひらを使って、こすらずに、優しく塗り広げます。

 

塗り方の工夫

・入浴後5分以内に塗りましょう。保湿剤は皮膚が水分を吸収している入浴後に塗るのが効果的です。できれば入浴後5分以内に早めに塗るようにしましょう。

・塗る前に皮膚を湿らせておきます。保湿剤は皮膚から水分が逃げないようにふたをする役割があります。そのため、保湿剤を塗る前に水や化粧水で皮膚を軽く湿らせておくと、十分な保湿効果が得られます。

・軟膏(ワセリン等)は寒い時期は固くなるので手のひらで温めて柔らかくしてから塗りましょう。硬いまま塗ると、皮膚を傷つけることがあります。

・お子さまへの塗り方はムラなく、マッサージするように優しく塗りましょう。くびれなど

も塗り残しのないようにしましょう。

 

保湿剤の選択・・・季節によって選びましょう

夏:さっぱりと使用感の良いもの(ローション、フォームなど)

冬:皮膚を覆う効果の優れたもの(クリーム、軟膏など)

 

 

保湿剤について、使用方法や保湿剤の種類など何でもお気軽に当院までご相談ください。

 

 

2021年06月19日