毛虫ひふ炎のはなし

初夏の訪れとともに、子供は外遊び、大人はガーデニングやハイキングなど、野外での活動が多くなりますが、それに合わせるように、皮ふに有害な虫も、活発に活動するようになります。この時期(主に5月から9月)に首から腕や腹部、背部に、かゆみの強い赤いポツポツが突然多発したら、それは「毛虫皮膚炎」かもしれません。

 

最近、「チャドクガの幼虫」による毛虫皮膚炎の患者さんが増加しています。

 

症状:体の左右どちらかに片寄ってかゆみの強い真っ赤な丘疹(ポツポツ)が、首、腕、体に多発します。

 

原因:チャドクガの幼虫の毒針毛に触れたことでなります。チャドクガの幼虫はツバキ、サザンカの葉にとりつくため、庭の手入れや公園の植え込みに近づいた後に被害を受けることがあります。幼虫(毛虫)に接触したことに気付いていない場合が多いようです。幼虫(毛虫)には無数の細かい毒針毛がありツバキやサザンカに近づいたり葉に触れるだけで被害を受けます。毒針毛が風に乗って洗濯物に付着し、被害を受けることもあります。

 

治療:ステロイド外用薬を塗布します。かゆみが強い場合は抗アレルギー剤やヒスタミン剤を内服します。通常は一週間以内にかゆみは良くなります。

 

予防:チャドクガの幼虫は主に5月から9月に発生するので、この時期はツバキ、サザンカに触れないように気をつけましょう。

 

 

 

 

 

2021年05月24日